意志あるところに道あり

校長 安藤 勉

「コロナだからできない」というように、「できるかできないか」というのは、周りの条件によるところが大きいのではないでしょうか。しかし、「やるかやらないか」というのは、その人の意志によるところが大です。
皆さんは、この苦しい状況の中でも、「やる」という選択をして成し遂げたことはありますか。
やるぞ、という意志をもって成し遂げた自信は、今後の人生の中で困難に直面した時にきっと生きてくると思います。たとえうまくいかなかったときでも、その経験は自分を成長させる糧となります。
意志あるところに道あり。 Where there's a will,there's a way.
これからも、自分の意志をもって行動できる皆さんでいてください。
 

令和3年11月

 

 

験(げん)担ぎ

校長 安藤 勉

少しだけ先月からの続きです。10月「October」はラテン語で「8」を意味する「Octo」が由来の語源となっているそうです。
皆さんは、この「Octo」から何を連想しますか。

おそらく、すぐに出てくるのはタコの英名であるオクトパス「Octopus」ではないでしょうか。
この、タコをモチーフにした合格祈願キャラクター「オクトパス君」が、宮城県南三陸町にあります。“置くと” ( 試験に) “パス”! をかけた合格祈願の縁起ものとして人気があるそうです。

 人生の転機となる勝負ごとに欠かせない「験担ぎ」。これは、「縁起を担ぐ」からきているようです。皆さんはそれぞれに縁起を担いでいる事柄があることと思います。そうした「験担ぎ」をしながら、言葉の語呂合わせなどを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
互角(=合格)鉛筆を使って、カツ(=勝つ)丼を食べて、そしてウィンナーも食べてWINNER(=勝者)になりましょう。

 

令和3年10月

 

 

秋の夜長

校長 安藤 勉

 9月がスタートしました。
受験生の皆さん、9月は英語で何と言いますか。そうです、「September」ですね。では、その由来はご存じですか。
古代ローマ暦は3月始まりの農耕暦であり、3月から数えて7番目となる9月は、ラテン語で「7」を意味する「Septem」が「September」の由来・語源となっているそうです。
1月から6月までは古代ローマ神話の神々の名前に由来しているそうですが、7月と8月は人の名前に由来しています。
7月「July」は、共和政ローマの執政官ユリウス・カエサル(Julius Caesar)によって、彼の誕生月である7月が彼自身の名に変更されたそうです。
8月「August」は、ユリウス・カエサルの姪アティアを母に持つアウグストゥス(Augustus)が、カエサルにならい、誕生月である8月に自らの名前を付けたそうです。

 皆さんも、何かに自分の名前を付けてみたいと思いませんか。

 彗星が新しく発見された場合には、自動的に発見者の名前が付けられるそうです。夜空に煌めく天体の星に自分の名前が付くなんて、考えただけでもワクワクしてきますね。

 秋の夜長、そんなロマンを夢見ながら、少し息抜きをするのも良いかもしれません。

 

                                                  令和3年9月

 

 

 

実力を発揮するために

校長 安藤 勉

東京オリンピック2020が閉会しました。ステイホームを守って、数々のドラマに感動した人も多くいることでしょう。アスリートの皆さんには、開催が1年延期されたことにより、代表から外れたり、また逆に新たに代表に選ばれたりする中で様々な葛藤もあったことと思います。メダルを取ったアスリートへのインタビューの中で、メダルを取った喜びよりも先に、「この機会を与えてくれたことに感謝します。」という感謝の言葉が多く聞かれました。このオリンピックを開催・成功させるために、そして、アスリートの方の5年間の努力を実らせるために、ボランティアの方を含め実に多くの人の支えがあったことと思います。
中学3年生の皆さんも、コロナの状況に負けないで、来春の栄冠に向けて日々努力を重ねていることと思います。そうした皆さんの努力が報われるように、そして、皆さんが安心して実力を発揮できるように、周囲の方も支えてくださっていることでしょう。高校でも受け入れ態勢を整えているところです。
どうか皆さん、明日という明るい日に夢を託して努力を続けてください。
 

令和3年8月

 

 

「も」と「は」

校長 安藤 勉

 令和3年度のスタートも、社会はコロナに振り回され、学校行事の変更や延期を余儀なくされたところもあるでしょう。そのような中で受験は予定通りに実施されるのでしょうか。

 みなさんは次の言葉を知っていますか。
「夏を制する者は受験を制す」です。
文字通りに解釈すると、夏休みに遊んでばかりいないでしっかり受験勉強をした人は、2月の受験で栄光を勝ち取れますよ、ということです。
ここで思い出されるのが、皆さんも知っている有名な寓話「アリとキリギリス」のお話です。
今、楽をしているなまけ者は、後で痛い目にあいますよ、というお話で、上の言葉と似ていませんか。

 皆さんは、頑張っている人や一所懸命何かに取り組んでいる人を見たときにどう思いますか。私「も」頑張ろう、と思いますか。また、怠けている人やさぼっている人を見たときに、私「は」頑張ろう、と思いますか。
私「も」頑張ろう、私「は」頑張ろう、と思える人は、自分を高めることができる人です。今すぐに結果が出なくとも、何ヵ月か先に、必ず良い結果が自分に返ってきます。
「夏を制する者は受験を制す」の言葉を胸に、有意義な夏休みを過ごしてください。
来年4月に皆さんが笑顔になれることを楽しみにしています。
 

令和3年7月

 

 

傘かしげ

校長 安藤 勉

 6月。梅雨の季節となりました。傘の出番が多くなりそうですね。
皆さんは「傘かしげ」という言葉を知っていますか。「傘かしげ」とは、狭い道などですれちがうときに、傘から落ちるしずくが相手にかからないように、相手と反対側に、自分のさしている傘を少し傾けることです。こうすれば傘同士がぶつかることもなく、お互いに気持ちよくすれちがうことができます。こうしたほんの少しの気遣いが、相手を、そして自分自身を幸せな気持ちにしてくれることでしょう。
「我慢の期間」が長く続いています。いろいろなことが制約され、社会全体がギスギスした雰囲気になっています。さらに、マスクを着用しているので、相手の表情を読むことも難しい状況です。このような時だからこそ、ちょっとしたしぐさに思いやりを表現できたら素敵ですね。

 

令和3年6月

 

 

師走

校長 安藤 勉

12月になりました。今年も残すところあとわずかです。

 本来でしたらクリスマスやお正月という一大イベントを楽しめる時期ですが、中学3年生の皆さんは受験の準備に余念がないことと思います。
 ところで、12月は「師走」と言いますね。師走にはどのような意味があるのでしょうか。その意味や由来については諸説あるようですが、年の瀬は「師」が忙しく走り回る、という説が有力のようです。
 確かに、皆さんの担任の先生方も受験の相談に乗ってくれたり資料を準備してくれたり、そして、受験に必要な書類を整えてくれたりと、大忙しのことでしょう。
 「受験は孤独だ」と思う人もいるかもしれません。でも、自分の周りを見てください。自分の受験に関わってくれている人が大勢いることに気が付くことでしょう。
 そうです。孤独ではありません。この苦しい時期を大勢の仲間と二人三脚で乗り越えてください。
 

令和2年12月 

 

 

雑草魂

校長 安藤 勉

 皆さんは「雑草魂」という言葉を知っていますか。

 この「雑草魂」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
皆さんの周りで、雑草(雑草という名の草花はないのですが)はどんなところに生えているかちょっと考えてみてください。
 アスファルトの割れ目やブロックの隙間などから、けなげに生えていませんか。そして、人に踏まれても踏まれても、花を咲かせる。ものすごいパワーがありますよね。
 そう、雑草魂とは、雑草と同じように、いかに辛い環境であっても負けずに這い上がるパワーを持つ強い心のことを言います。
 皆さんは、今までの日常が日常でなくなる、そのようなことを今までに考えたことはありますか。
 いつになったら学校生活が始まるのかという不安な日々、部活動の最後の大会が中止となり目標を失ってしまう、受験準備のめどが立たない、など、今年度はこれでもかというくらい辛いことがたくさんあったことでしょう。
 そのような中でも、説明会に参加してくれた受験生の皆さんの目は、しっかりと前を、未来を見つめていました。この厳しい環境に負けまいとする、皆さんの雑草魂を垣間見たような気がいたします。
 人生苦あれば楽あり、です。皆さんの未来が「光輝燦然(こうきさんぜん)」と輝いていくことを願っています。これからも、「雑草魂」を合言葉に頑張っていきましょう!
 

令和2年10月

  

 

梅雨明け

校長 安藤 勉

 8月1日に、関東甲信越地方の梅雨明けが発表されました。1951年の統計開始以降、関頭甲信越で8月に梅雨明けとなるのは、2007年以来13年ぶりで、過去4番目の遅さだそうです。その後は、例年通りの真夏の太陽が照り付けていて、日照不足も解消されそうな気配ですね。
一方、コロナウィルスの猛威は衰えるどころかますます拡大しています。いったいいつまで続くのか、だれも予想できません。でも、長い梅雨が明けて夏の日差しが戻ってきたように、このコロナ禍もきっと終わりが来るはずです。自分が高校生になったときに、何をしたいのか、何ができるようになりたいのか、そのようなことをイメージしながらコロナ禍明けを迎えられるとよいですね。
2ヶ月間の学校生活でしたが、今までとは違う生活様式の中で、かなり疲れがたまっていることと思います。例年とは違いとても短い夏休みですが、ちょっと立ち止まって呼吸を整えて、自分の目標をきちんと整理しましょう。

 

令和2年8月

 

気持ちをリセット

校長 安藤 勉

 新しい年度になってからの2ヶ月間という長期にわたる一斉休校も解除され、6月から学校が再開されました。休校期間中は、受験勉強への不安や焦り、部活動ができないもどかしさ等、多くの葛藤があったことと思います。学校の先生や友達に会えたことで、少しほっとしたところもあるのではないでしょうか。
学校が再開したといっても、残念ながら、以前のような学校生活が送れるということではありません。特に受験生の皆さんは中学校生活最後ということで、楽しみにしていたこともたくさんあったことでしょう。しかし、多くの活動に規制が入ったり、中には実施することが困難になってしまったものもあるかと思います。みなさんの中に、不安に思う気持ちや焦る気持ちがあるのは当然のことでしょう。しかし、このようなときにこそ、できなくなったことに悩んで立ち止まるのではなく、できることを探し、前を向いて進んでいってください。
来年度の新しいスタートに向けて、仲間とともに充実した中学校生活を過ごしてください。

 

令和2年6月

 

 

災い転じて福となれ!

校長 安藤 勉

 中島みゆきさんの代表作に、「時代」という歌があります。

 『そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ
  あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ
  だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう』(詞:中島みゆき作)
 
 気持ちが滅入ったときや落ち込んだ時に、この歌を口ずさみます。この歌詞の背景には恋人との別れがあるようで、今現在の社会の苦しさや悲しみとは異なります。
学校が突然休校になったり、卒業式も例年のように実施できずに落ち込んだ人も大勢いることでしょう。
 そんな苦しみや悲しみも、いつかは終わりが来ます。
 日本には、「災い転じて福となす」ということわざがあります。このことわざには、「厄介ごとが一転して幸福の種に転じるさま」という意味もあるそうです。
 新型コロナウィルスという災いから一転して、みなさんの4月からの新しいスタートに幸福が訪れることを願っております。
 
                                          令和2年3月

 

 

むつびつき

校長 安藤 勉

 令和も新しい年となり、受験シーズンが目前に迫ってまいりました。

受験生の皆さん、準備と体調管理は万全でしょうか。

 さて、1月は別名「睦月」ということをご存知ですか。
睦月は「むつき」と読み、睦び月(むつびつき)が「睦月」に転じたという説があるそうです。
睦び月とは、仲良くすること・仲睦まじいこと・互いに親しみ合うなどの意味を持つ「睦び合い」の宴を、お正月に家族や親族が集まる月に行うことが由来となっているそうです。
 新元号令和で迎えた「睦月」に、皆さんと新しいむつみあいが生まれることを期待しております。
                                                                                          令和2年1月
 

 

個の力を生かして

校長 安藤 勉

 11月2日、ラグビーワールドカップの決勝戦が行われ、44日間に渡る熱戦が幕を閉じました。あれほどまでに日本中が熱狂した理由は何だったのでしょうか。スピーディーな試合展開、試合終了(ノーサイド)後の敵味方関係なく健闘を称えあう姿はもちろんのことと思います。さらに、小柄な選手、足の速い選手、背の高い選手、体格のよい選手と、それぞれの個性が多岐にわたるなかで、どのフィフティーン(15人の選手)にもその人に見合った役割が与えられ、自分の得意なプレーが生かせるポジションがあることも大きな魅力だと思います。

皆さんの個性はどのようなものですか。

 ウイークポイントを克服することも大切なことですが、自分の個性をストロングポイントとして自分を生かせるポジションを探してみることは、もっと大切ではないかと思います。

 受験生の皆さんは進路選択で大変な時期だと思いますが、少し立ち止まって「自分にしかできないこと」を考えてみるのもよいのではないでしょうか。

 自分の力を信じてください。

 

                                 令和元年11月

 

 

未来へ進む力

校長 安藤 勉

 日中は残暑も厳しいけれど、朝晩に秋の気配を感じる9月となりました。皆さんは「○○の秋」と聞くと、どのような言葉を○○に入れますか。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・
紅葉の秋という言葉もありますが、この時期、季節の移ろいを感じながらのドライブはなかなかのものです。ドライブといえば、最近の自動運転技術の進歩は目覚ましいものがあります。高速道路上の話ですが、目的地を入力すればハンズオフ、完全に手を離した状態で目的地まで連れて行ってくれる、そのようなシステムを搭載した車も登場しました。本当にすごい技術だと思います。近い将来、車に乗って、「紅葉が見たい。」と言えばそこに連れて行ってくれる車が登場するかもしれません。
しかし、自分が将来なりたいものを入力すれば、その未来に連れて行ってくれる、そのような乗り物はありません。AI(人工知能)などの技術の進歩に頼りすぎることなく、皆さんには、自分がどこに向かいたいのか、そのためにはどうすればよいのかを、自ら情報を集め分析し、自分で判断して進んでいってほしい、そうできる力をつけてほしいと思います。
秋の夜長、自分の未来をじっくりと考える、そんな過ごし方もよいのではないでしょうか。

 

                                  令和元年9月

 

 

15の春を待つ人へ

                                  校長 安藤 勉

 いよいよ夏休みですね。中学3年生の皆さんは進路決定に向けて忙しい日々を過ごしていることと思います。
ところで皆さんは高校の情報収集をどのように行っていますか。
中学校の先生や塾の先生から、先輩の話から、あるいはSNS上の情報から…
いろいろあるかと思いますが、肝心なのは「百聞は一見に如かず」です。皆さんが聞いたことを実際に自分の目で見ること、体験することが一番大切ではないでしょうか。
本校の教育環境は、皆さんの将来に大きく寄与するものばかりです。ぜひ一度、本校に「来て、見て、触れて」本校の雰囲気を肌で感じてください。
「夏を制する者は受験を制す」という言葉があります。
皆さんのこの夏の努力が来年2月に実を結び、桜の花咲く「15の春」を迎えられることを願っています。

 

                                  令和元年7月

 

 

新しい時代を迎えて

校長 安藤 勉

 現在の日本の社会は、グローバル化、情報化、少子高齢化等を背景に、社会構造の急速な変動期を迎えています。こうした社会において、生徒一人一人がそれぞれの目標をもち可能性を伸ばしていくためには、どうしたらよいのでしょうか。

 本校の教育目標では、「自己の可能性を追求する力を育成する」「社会の変化に対応できる力を育成する」「自主的精神と態度を身に付けた人間を育成する」とうたっています。

 生徒一人一人が自らの頭で考え、行動していくことのできる自立した個人として、心豊かに、たくましく生き抜いていく基礎を培うことが重要であると考えます。本校にはそのための特色あるカリキュラムも編成されており、自学自習ができる教育環境も整っています。

 皆さんがこの幸高校で、自らの目標をもち可能性を伸ばしていくことができるよう、教職員一同応援していきます。

令和元年5月

 

 

がんばれ中学3年生

学校長 増田 実

 中学校3年生の皆さんは定期考査も終了し、中学校での成績(評定)も決まる頃と思います。いよいよ卒業後の進路先を決定する時期となってきました。
幸高校では今まで3回の学校説明会を開催し、多くの中学生が参加してくれました。第2回、第3回では体験授業を実施し、ビジネス教養科、普通科の授業を体験してもらっています。特にビジネス教養科は商業の専門学科であり、新しいことをたくさん学んでいきます。高校からのスタートのなので、興味を持って取り組んでいけばしっかりと力がついていきます。
本年度の学校説明会は第4回12月16日のみです。まだ本校を希望する中学生で説明会に参加していない方はこの説明会の機会を逃さないでください。どの学校であれ、説明を聞かないで受検をすると、入学してから疑問を持つことになりかねません。
ところで本校の選択授業「国語表現」を選択している3年生が、中学生を応援したいということで「幸ネス」という冊子を作成しました。3年生からみた幸高校です。以下をクリックしますとPDFで表示されます。がんばれ中学3年生。
幸ネス.pdf [2407KB pdfファイル] 

平成29年12月

「わたしたちで創る川崎市立幸高等学校」

学校長 増田 実

 平成29年4月1日に川崎市立商業高等学校から川崎市立幸高等学校と校名変更をしてから4ヶ月がたちます。単純に名前が変わっただけではなく、ビジネス教養科と普通科の併設となり、全日制のみの学校に生まれ変わりました。この4ヶ月間、川崎市立幸高等学校としてどうあろうか、これからの未来を見据えながらの日々を過ごしてきました。
タイトルは今年のパンフレットの表紙を飾っている言葉です。今の幸高等学校は「わたしたちで創る」という言葉があてはまる学校です。
もちろん長きにわたって培われてきた商業高校としての伝統や実績もあります。ビジネス教養科ではそれらを大切にしながら、めまぐるしく変化しているこの社会に生き抜く力を身につける必要があります。
新たに開設された普通科では「主体的な深い学び」がこれから重要視しなくてはならないことととらえ、「幸探究」では他校から、大学からも講師を招いてこれからの学びを創ってきています。また、自ら学ぶための一つの手段としてICTを利用しています。
私はこの4月に幸高等学校に着任しましたが、うれしかったことは在校生の皆さんが「せっかく幸高等学校となったのだから学校全体を盛り上げていこう」としていることです。体育祭や文化祭等の行事では生徒会を中心に幸高等学校としての行事を創ろうとしています。新たな学校だからこそ、みんなで創っていく楽しみがあります。

平成29年7月末

川崎市立商業高等学校へようこそ!

「未来を切り拓く生徒の育成を目指して!」

 ~生徒の持てる力や可能性を最大限に伸ばす「生徒が主役の学校」へ~

川崎市立商業高等学校長 佐藤栄寿

ようこそ、本校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本校は、昭和28年4月に開校し、地域の皆様のご理解とご協力により、歴史を積み重ね、今年で63年を迎えます。平成29年度からは、全日制課程では、普通科を開設しビジネス教養科と併設する新しい学校としてスタートすることになります。また、定時制課程では、川崎市立川崎総合科学高等学校(定時制課程)に校舎を移して現在の商業科の生徒たちが高校生活を送ることになっています。今年度は、あらゆる場面で本校にとって躍動の年度となります。
「未来を切り拓く生徒の育成」をめざして、生徒の持てる力や可能性を最大限伸ばす「生徒が主役の学校」を目標に魅力ある学校づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

今年度教育活動は、「豊かな心の育成」「確かな学力の向上」「魅力ある学校づくり」「安全・安心な学校づくり」を4本柱に、さらに伝統を築き上げていくとともに、常により高いステージを目指して上り続ける姿勢を、そして、課題に向き合いながら考え解決するという姿勢をもってビジネス教育を展開していきたいと考えております。
今後とも、本校へのご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成28年4月

 

平成28年度「ビジネス教養科」入学式での挨拶の内容から

4月6日に238名の新入生を迎え、全校生徒が平成28年度のスタートを切りました。新入生には、入学式で次のような内容で挨拶をいたしました。

 本校は、社会で活躍できる人材の育成を目指して、商業高校として特色ある教育に取り組んでいます。
新入生の皆さんには、これから高校生活を送るうえで、私から二つのことをお話しします。

 一つ目は、私から皆さんへの、高校生活を送るうえでの質問です。「皆さんは何のために学びますか。」と質問されたらどのように答えますか。皆さんの夢や目標を実現するために、商業高校でやりたいこと、やってみたいことは、どのようなことでしょうか。何のために勉強し、何のために学ぶのかについて、今一度、考えてほしいと思います。 

 このような質問をすると、次のような答えがよくかえってきます。
一つ目は、高校生活を送るうえで考えてほしいことです。
「良い成績を取るためです」
「よい大学、よい会社に入るためです」
「将来、安定した生活を送るためです」
さて、皆さんの答えは何でしょうか。
これらの答えに共通して言えることすべて、「自分のために」ということです。確かに、自分のために勉強することも大切なことです。
一番大事なことは、自分のためだけに勉強するのではなく、勉強することで、自分の与えられた役割を自覚し、自分のできることで社会に貢献するために勉強することだということです。日常の授業を大切にしていきながら、「何のために学ぶのか」について皆さんの答えを探していってほしいと思います。
二つ目は、何事も、誠意をもって本気でやり続けてください。人生は出会いで始まると言います。本校に入学されたみなさんとの出会いを大切にしていきたいと思っています。

 次のようなおもしろい本を読みましたので、紹介します
「ある村にとても徳の高い偉いお坊さんが来て、何かすごい話をしてくださるというので、村の人たちが集まりました。
村にやって来たその偉いお坊さんは、こう言いました。『これから三年間、小石を拾いましょう。三年後、きっとあなたたちは喜び、そして、悔しがるでしょう』
村の人たちは、どういう意味なのか、わかりませんでした。幸せになるいい話が聞けるのかと思って期待していましたが、意味不明の話でがっかりしました。それでも、素直に小石を拾い集めた人がたくさんいました。
三年がたちました。拾い集めた小石はどうなっていたでしょうか。全部、ダイヤモンドに変わっていたのです。
三年前にあのお坊さんが言ったとおりになりました。それは、小石を拾い集めた人は大喜びをしました。でも、その次には、「もっとたくさん拾っておけばよかった」と悔しがりました。
このようなことを、皆さんは経験したことがありませんか。
学校の先生や家族の人たちから、
「小さいときから本をたくさん読んでおきなさい」とか、「いろいろな出会いがこれからたくさんあります。人との出会いを大切にしてください」というようなことを言われたことがあると思います。「このようなことを普段から、続けてやっておくと、将来きっと役に立ちますよ」というような内容のアドバイスです。そのときは、そのような話を聞き流してきたこともあるかもしれません。そのときは、ただの小さな出会いに過ぎないかもしれません。その時に読んだ本、人との出会いは、ある期間が過ぎると、ダイヤモンドのような輝きを放つようになることがある、というお話しです。

 「やっておいてよかった」という言葉と、「やっておけばよかった」という言葉

 わずか2文字の違いですが、その差は限りなく大きいものがあると思います。夢や目標を実現していくためには、日常の高校生活において、何事も「誠意をもって本気でやり続ける」ことが大切であると思います。何事もあきらめずに地道に取り組んでいくことで、人間的に大きく成長していくことができるのではないかと思っています。

新入生の皆さんが、本校で目標に向かって本気でやり続け、充実した高校生活を送ることができるように行動していってください。「何のために学ぶのか」、「やっておいてよかったこと」について、3年後の皆さんの成長と成果についての報告を期待しています。